私は趣味で昔から絵を描いていたのだが、特にギャグマンガを書くのが好きで、
勿論、例の「エルファリアからの手紙」もギャグマンガだった。
そんな経験を得て悟ったのは、主人公はバカに限る、ということ。
だがこのパイン、バカながら非常にプレーンかつクリーンで、
まあいわゆるのび太くんのように
果てしなく無能でありながらも未来への無限の可能性を匂わせる主人公である。
と私は思っているが、
フツーに考えればＲＰＧの主人公をあれほどのバカにするというのは
考えられない話で、
在りし日のハドソンに嘆かれるかもしれませんね。本当にすいません。





私にとっては彼が一番作りやすいキャラクターで、
ネタからシリアスまでオールマイティにこなせるようにと、
彼の声は音域を広く取ってあります。
これが私なりの主人公贔屓です。
ラゼルに怒られ、ジーンにバカにされ、
ウッパラーに見守られながら今日も育つパイン。
立派な勇者に成長できるでしょうか？

ジーンはパインパーティの中では唯一の余所者。
イベント会話にも入って来れないことが多く、結構な空気扱いを受けています。
多分そこから来たのでしょう、我が動画のジーンも常に一歩引いて物事を見ている節があり、おバカな言動をにべもなくぶった切る冷徹なコメンテーターとしての一面があります。
かといって嫌味な奴かというと決してそうではなく、自らふざけてみたりパインのボケに乗ったりする場面もしばしば。ジーンは第三者的な立場を生かし、どんな場面にも最良のやり方で立ち回れるオールラウンダーになってしまったのです。
個性ゼロのロボ声も、そんな空気的な存在だったことから生まれたネタだったんですけど、いっそ彼の存在感を際立たせる一助となり、この人ほんと結果オーライ。





他にも兜で顔の殆どが隠れて見えないなど、物凄くいじりがいのある謎を持ったキャラクター。こういうのは美形なのがセオリーでしょう（笑）。
ただし、詳しいビジュアルは何一つゲームに関係ないのがＳＦＣのドットグラフィックのいい所で、本編にはジーンの素顔の話は出てこないと思われますが、私的に素顔はロマサガ３のハリードやＦＦ４のカインみたいだったらいいと思う（妄想）。

キャラクター紹介をしようと思ったが、
そうしたら普通はパインを一番に出さなければならないはずだというのに
なぜアルディスなのかというと、パインは絵が失敗したからです（笑）
なるべく早く描き直すわ…
で、アルディスの話だけど、
説明書などには「少々気弱である」ぐらいしか書かれていないのに
彼がこれほどまでに欝な気質を持ってしまったのは何故かと言うと、
落ち武者である、影が薄い、弱い、ゲームが積むのはだいたいこの人のせい
という、彼に対して私がプレイ経験に基づいて抱いたネガティブなイメージの集大成であるからです。
でも、このようなネガティブヒーローは最近の流行ですよね。
ゲド戦記とか（ジブリの）。
アホな主人公（パインのことである）と同じに、
欝な主人公も成長しがいがあって、最終的にはとてもいいキャラクターになると思います。がんばろうねアルディス。





ていうか、リーゼントないしオールバックの男の人ってすごく苦手。
おでことその生え際が描くのが難しいです。
加減を間違えるとハゲに見えるから。
あと、説明書で見るイラストでは、彼はアゴが割れています。
でもダルカンとキャラが被るので却下。
ていうかアゴが割れてなくてもいいと思う。
水嶋ヒロだってよく見るとアゴが割れている！しかし遠目ではそうは見えない。
ならばアルディスも遠目にはアゴが割れているように見えないことも
また然りではないか。（滅茶苦茶である）